日本看護技術学会第20回学術集会
The 20th Annual Meeting of Japanese Society of Nursing Art and Science

ご挨拶

 2020年上半期から続く、新型コロナウイルス感染拡大による幾度もの緊急事態宣言のため、どなた様も活動の自粛、生活スタイルの変更を余技なくされました。2022年には、普通に活動ができて明るい日々が来ることを切に願うばかりです。
 さて、このような状況ではありますが、一般社団法人 日本看護技術学会 第20回学術集会を2022年11月5月(土)・6日(日)の2日間に渡り開催する運びとなりました。神奈川県立保健福祉大学 横須賀キャンパスでのハイブリッド開催を考えておりましたが、新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、オンライン開催とすることに決定いたしました。参加されるみなさまの安全そして安心を最優先した決断です。何卒ご理解を賜りたく、よろしくお願い申し上げます。

 メインテーマは、“看護技術のインテグレーション~地域ケアを支える看護のわざ~”といたしました。優れた看護技術であっても一つのケア、一場面のケアでは、その効果や成果は目に見えにくいものであります。しかし、看護技術を複数組み合わせてプログラム化することで、看護治療といえるほどの優れた効果・成果を発揮するものになります。また、1つの看護技術を様々な職種者が領域を超えてつながり、協同して提供することで、それもまた、優れた効果・成果を発揮するものになります。そして、このことが、地域・社会に幅広く深く貢献するものになると考えます。このことを強調する学術集会にしたいと考えました。
 本学術集会は、日本看護技術学会が設立されての記念すべき第20回の会でありますので、メインセッションには、歴代、本会に貢献してくださった先生方に登壇いただく予定です。さらに、地域で暮らす人びとの健康の維持・増進をテーマとした魅力あふれるキーセッションや、オンライン開催ならではの工夫を取り入れながら、11月の開催に向け、鋭意準備中でございます。
 また、オンライン開催となったことで、遠方の皆さまがご自宅や職場から気軽に参加できる状況となりました。
 そこで、本学術集会では、近年、看護業界で急速に発展をみせているICTを活用した「バーチャル展示会場」をご用意いたしました。示説と企業展示は実際の展示会場を歩いて回るようなリアル感をお楽しみいただけます。
 多くの皆さまのご参加をお待ちしております。

日本看護技術学会第20回学術集会
学術集会長  水戸 優子
(神奈川県立保健福祉大学保健福祉学部看護学科 教授)